インテックス大阪のリアミに行ってきた

2023年9月18日に大阪で開催された日向坂のリアルミートアンドグリート(以下、リアミ)に行ってきたので、ツラツラとその時のことについて書きます。

決意の夜

もともとリアミには行く予定ではありませんでした。1次保障で投げた分が1枚だけ当たっていましたが、1枚(7秒くらい推しメンと話せる)のために、往復3万も新幹線代を出すのは学生の身分の私にはかなりきついものがありました。

しかし、前日の深夜にふと急激に推しメンに会いたくなる自分がいました。

たった7秒でもいいから一回ひよたんのご尊顔を拝謁したい!そんな気持ちになってしまったのは、深夜テンションだったからというのもありますし、Twitter上の大阪リアミに行くという他の人のツイートを見て羨ましいなという気持ちになってしまったというのもあります。

フォロワーさんからも応援のコメントを頂きました。まだこのときは、深夜テンションで決断するのを避けるために「朝起きてそれでも会いたかったら行きます」とか行っていますが、この後こいつは普通に深夜テンションで決断してます。

別に帰りは新幹線じゃなくてもいいじゃんと思いついたのも、行く決心がついたきっかけでしたね。帰りは安いバス(5800円)で帰ってくれば、往復で2万円に収まることに気づいたときは、天才だと思いました。

当日の朝

案の定、決意した興奮が冷めることはなく、一睡もできないまま朝7時30分くらいに家を出て、東京駅に向かいました。9時の便に乗るつもりでしたが、予定よりも早くついたので8時30分くらいの便に乗りました。

このひよたんめちゃくちゃかわいいね
このひよたんめちゃくちゃかわいいね

応用情報技術者試験の勉強をしなければと思いながらも、溜めてしまっているコンテンツを消費することにほとんどの時間を費やしました。主に「日向坂になりましょう」をニヤニヤしながらずっと観てましたね。

昼ごはん

先日、日向坂のHappy Train Tour大阪公演で大阪に一回訪れてはいるのですが、そのときは何も大阪らしいものを食べませんでした。それがかなり悔しくて、今度こそはと思い、新大阪駅のたこ焼き屋に入りました。

駅に併設されてるたこ焼き屋なので、これが本場の味とは言えないのかも知れませんが、非常に美味しかったです。でも東京民としては、銀だこみたいなカリカリのやつが好きです。

明石焼きは初めて食べましたが、たこ焼きと全然違ってびっくりしました。普通にたこ焼きと同じ素材で食べ方が違うだけだと思っていましたが、卵成分かなり強めでした。どうりで明石焼きの英語名にOctopus in omeletと書いてあったわけだ。

現地に到着

腹も満たしたところで(粉ものって結構腹にたまりますね)、13時くらいになっていたので、電車で会場に向かいました。会場は「インテックス大阪」というところで、埋め立て地にある国際展示場らしいです。

コスモスクエア駅という駅で降り、会場に向かうのですが、その道中がかなり暑くて、次第に汗ダラダラになってました。会場に近づくにつれ、おひさまらしき人が道に増えてきて、多分、前に歩いている人もこれから推しメンに会うんだろうなとか思いながら、期待を胸に歩きました。

インテックス周辺はビルがビルに囲まれていなかったので、なんだか不思議な異世界に迷い込んだような気持ちになりました。東京の都会はどこを見上げてもビルだらけで、こんなに空の面積が多いことなんてあまりない気がしました。インテックスの空は、秋らしく高くて、非常にきれいな青でした。ふとSTU48の『暗闇』の「都会で暮らす友は窓しか見ていないらしい」という歌詞を思い出しました。

そうこうしているうちに、インテックス大阪に到着しました。なんかKOYABU SONICというイベントも同時に開催されていました。おひさまもKOYABU SONICに来た人も、どちらも首からタオルを下げているので、一見どっちの種族なのか判断がつきにくかったりしました。

物販

ひよたんと会う時間までまだ余裕があったので物販に行きました。わざわざ帰りの新幹線代をケチったのですから、グッズを買うことは許されないはずです。ただ、このイベントから新たなグッズが追加されてしまったので、買わないわけにはいかないのです。

とりあえず1パック買ってみました。

すでに勝ちました。1パックで今日会うひよたんが出るなんて奇跡です。しかもこのパック、きょんこのチュウとひなのちゃんのチュウも入ってました。1パックで推しが3人も出るなんて、はるばる来た甲斐があります。

人間というのは愚かなもので、こうも良いパックが出ると追加でグッズを買ってしまう生き物なのです。

5パックも追加してしまいました。案の定、欲しかったひよたんのヨリもきょんこのヨリも出ませんでした。調子に乗るものではないですね。

ただ、Twitterでトレードの呼びかけをしたところ、一人のフォロワーの女性が松田好花のチュウとひよたんのヨリを交換したいと申し出てきてくれたので、無事、このジャケット写真衣装のひよたんのヨリをゲットすることが出来ました。

謁見

いよいよ謁見の時間が迫ってきました。列に並ぶ前にしなければならないことがあります。それはバイトを休むという連絡です。個別指導塾のバイトなので結構融通は効くのですが、さすがに直前に休みを報告するのは申し訳なかったですね。なんせ昨日の夜決めたことですから。バイトの塾長に、生徒には今日授業ないということを伝えてくださいという旨を伝え、電話を切り、待機列へと足を踏み出しました。

7月に一回、ひなのちゃんとは謁見しているので、一通りの流れは頭に入っていました。基本的には、待機列に並ぶ前に持ち物検査と身体検査があり、その後で全体の待機列にしばらく並んだ後、各々の推しメンの待機列に並び、QRコード(チケット)と身分証を確認され、推しメンと会う直前にもう一回QRを確認されると、晴れて推しメンと会うことが出来ます。

そんなに緊張しているつもりはありませんでした。ただ、何を話すかをまだ決めきれていませんでした。一つの案として「昨日まで会いに来るつもりはなかったけど、昨日の夜急に会いたくなって、会いに来たんだ」みたいなことを伝えようかなと思っていましたが、直前でなんか恥ずかしくなって、とりあえず容姿を褒めようという方針に切り替えました。

ただ1つ目の案もなかなか捨てきれないなと思いながら、列を並んでいると、もうすぐ自分の番が来そうでした。心の準備もできないまま、前の人が終わり、自分の番がやってきました。心の準備ができなかったのは7月と同じでした。以下はそのときのレポートです。

頭が真っ白になるというのは、こういうことを言うのかと初めて知れた経験でした。直前まで何を話そうか迷っていたというのもありますが、人は超絶かわいくて大好きな人間が目の前にいたら、何も喋れなくなるんだと学びました。

7月のリアミでは、初めてアイドルと対面で喋るということもあって緊張しすぎたのか、なぜか自分と推しメンが話しているのを外から眺めているという三人称視点で出来事が記憶されてしまったのですが、今回は無事に一人称視点で記憶することに成功しました。今もあのひよたんのかわいい顔があの距離感、あの画角で目に焼き付いています。

今回は、スムーズに話せませんでしたが、11月にも幕張でリアミがあるので、そこでは今回の反省を活かしてスムーズに会話を進めたいなと思います。

余談ですが、リアミの会場は、一蘭の味集中カウンターのようにメンバーごとのレーンがパネルで区切られていて、かつ刑務所の面会室みたいな感じで、こちらとあちらはアクリルで隔てられています。でも隙間も結構あって、並んでいる最中に、アクリルの向こう側でメンバーが指定の場所まで歩いているのが垣間見えて、すごくゾクゾクしました。なんか、顔はよく見えませんでしたが、見えないからこそ、メンバーが一人ひとり指定の場所に向かうのを見るのは、平安時代に宮中の女性が廊下をゆっくりと歩いているのを垣から覗いているような感覚で、非常に興奮したのを覚えています。

あとひよたんのレーンに並んでいるときに、左のレーンの富田鈴花が隙間から見えたのでラッキーでした。

夕ご飯

せっかく大阪に来たんですから、大阪らしいものを食べたいpart2です。

「ぼてぢゅう」という店に入りましたが、周りが夫婦とカップルしかいなくてめちゃくちゃ気まずかったです。たこ焼き屋と同じようにひよたんと一緒に写真を撮りたかったですが、右隣には夫婦、左隣にはカップルという状況で僕にはそんな勇気はありませんでした。ここでひよたんを取り出せるのが真の漢なのでしょう。

味は美味しかったです。結構一個で腹が膨れました。

右隣のおっさんはおばさんと一緒に座っていたので、夫婦なんだろうなと思っていましたが、途中おばさんが席を立って会計を済まして消えていったので、おっさんも自分と同じく一人で来ていることが判明しました。なんかちょっとだけ心強かったです。

「ぼてぢゅう」って変な名前だなとしか当時は思いませんでしたが、これってお好み焼きの生地を鉄板に落としたときのオノマトペなんですね。

帰り

夕ご飯を食べ終わったのが大体18時半くらいで、バスの時間が23時とかだったので、カラオケに3時間くらいいました。カラオケ終わってもバスのターミナルで1時間ぐらい待ちました。お土産とか見るべきでしたかね。

実はこれが初めての深夜バスでした。深夜バスの恐ろしさは、あの北海道テレビの大人気旅番組『水曜どうでしょう』で嫌というほど聞かされてきたので、それ相応の覚悟はしていました。まるでこれから絶叫マシンに乗るような心持ちで、バスの到着を今か今かと待っていました。

カーテンの仕切りや毛布があると聞いていましたが、急遽予備車になったらしく、カーテンの仕切りも毛布もありませんでした。いきなり面食らいました。席に着くと、左には爆睡しているお兄さんがいて、席もかなりキツくて、なるほどこういうことかと思いました。まあ修学旅行のバスと大体同じですね。値段が安い分、このくらいは我慢しないといけません。

有名なこの画像のように、寝れないことを予期していましたが、案外5時間ぐらい寝れました。Airpods proの圧倒的なノイズキャンセリング機能によってかなり静かな環境を作れたのもよかったのかもしれません。

ただ降りる頃には、前の座席の人の頭が上の画像のように直角になってて、笑いました。

最後に

突然の発作で推しメンに会いたくなった結果、大阪に飛ぶことになり、ひよたんに会って頭真っ白になったり、気まずいお好み焼きを食べたり、狭い深夜バスで戦ったりしましたが、結局、行ってよかったなと思います。一人旅は元々すごく好きなので、夏休みの有り余った冒険心をくすぐるにはちょうどよかったです。幕張のリアミに向けて反省をすることもできましたし、深夜バスが案外大丈夫そうだという知見も得られたので非常に有益な旅だったと思います。またひよたんに11月会うのが今から楽しみで仕方ないです。

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